護摩の最中、お経は早送りのように高速で唱えられていました。わたしには般若心経くらいしかついていけません。
お経をあまり詳しくないので、何となく理趣経かな?と思いながら手を合わせていました。しばらくすると、不動経らしきものを唱えはじめたのですが、やはり高速なのでうろ覚えのわたしにはついていくことができません。ただ手を合わせていました。
すると、
“覚えておらぬのか”
とテレパシーのような声が左耳にやってきました。
声が聞こえた時は、次のお経になっていたのでどちらについて言われたかはわかりません。でも、なんとなく失望されたような気がして、少し気まずい気持ちになりました。
護摩が終わった後、気になってお坊さまに「不動経の次に唱えられていたお経はなんですか?」と質問すると、お坊さまは不思議そうな顔をされながらも「三十六童子です」と教えてくれました。
聞いたことないですわ〜、、、😂
しかし、手持ちの勤行本を確認してみると、不動経の次にしっかりと南無三十六童子と書かれていました。今まで完全に見過ごしていたようです。
どちらのお経について言われたのかはわかりませんが、三十六童子もとても良いように思ったので、これをきっかけに家で唱えるお経の仲間入りをしました。
ということで、お不動さま好きな方は不動経の他に三十六童子もお唱えすると良いかもしれません。わたしも両方のお経を覚えられるように、日々コツコツと唱えていこうと思います。