お盆が近くなってきたので涼しくなる話でも。
10年ほど前、私は1年間オーストラリアに住んでいました。
そこで現在の夫と知り合いましたが、オーストラリア生活で最後の数ヶ月(彼と出会ってまだ数ヶ月でしたが)、ストーカーに悩んでいた私は彼の住む家に転がり込んでいました。
そこは一軒家をシェアハウスに改造したもので、当時彼は二階の一室を部屋借りしていました。そこでは他のシェアメイトたちとの関係も良好でしたし、何よりとても日当たりの良い家でした。
常に誰かしら家にいたと思うので完全に家で一人きりになることはなかったと思うのですが、何かのタイミングで部屋に一人きりになると後ろから視線を感じるということがよくありました。しかし、後ろを振返ってみても誰もいません。
夫の部屋(私も)は二階の玄関を入るとすぐ右手にあり、私が背中を向けていたのは玄関方面でした。何回か玄関の扉を開けてみるも誰もおらず、強い日差しが目の中に飛び込んでくるのみ。気のせいかな?と部屋に戻りました。
当時私は現地のホテルで働いていたのですが、早朝の6時からのシフトで働くことが多く早く眠りにつく必要がありました。
少し前からなのか、もしかしたら引っ越した当初からなのは覚えていませんが、その日も暑く寝苦しい夜でした。
金縛りになる時って大体少し前からなんとなく予感はするのですが、その夜も悪い予感が的中して金縛りにあいました。
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わ・・やだな・・どうしよう動かない・・・
気づくと
ダースモールのような
怒った顔の白人が
私の体にズンっと乗っかって
私の首をしめようとしてきます
え、どうしよう 怖い
どうしたら良いのかわからずパニックになった私は
十字を斬りながら(オーストラリアなので)
すると、その白人が
そんなことしても無駄だ〜!!!
と叫んできました
白人なのに日本語だし・・・なんで・・・
彼氏君(夫)助けて・・・・
苦しい・・・
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どのくらい時間が経ったのかはわかりません。
すごく長い時間を過ごしたように感じましたが、もしかすると一瞬の出来事だったのかもしれません。
起きると夫が「うなされていたけど大丈夫?」と聞いてきました。
いやいや、起こしてよ!泣 めちゃくちゃ怖かった。死ぬかと思った。
と言ったことを今でも覚えています。
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後日談です。
あんなことがあってから気味が悪くなり色々と話をすると、夫も誰かがいる気がすることには気付いているようでした。
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当時住んでいたところでは家賃の支払いが週払いで、家のオーナーが家賃を集めにやってくるというシステムでした。
その時に、夫がリズ(オーナー)に聞いてくれました。
夫「この家ってもしかして幽霊とか出る?僕もだけど気配を感じたり、彼女も毎日のように悪夢を見てうなされているんだ。素敵な家なのに不思議でね・・・」
と、リズが一言。
「あぁ、あるかもしれないわね。この辺り一帯は昔お墓だったそうだから・・・」
サラリと言われてしまって二人で拍子抜けしました。
残り数週間〜1ヶ月位で帰国する予定だったので最後までそこに住みましたが、話を聞いてからは驚きとショックで日々気が気ではありませんでした。
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今は思います。
土地の因縁ってあるんだなぁ・・・と。
あの土地はお墓を無理やり動かして家々を建ててしまったということでしょうか。
なんとなく違和感を感じる部屋にはやはり何かあるのかもしれません。
方々が成仏できますように。